火力発電所で発電に使用する石炭を運搬する仕事を担当しています。
石炭を運ぶコンベヤベルト(運炭設備)を常に点検し、起動・停止操作を行います。
コンベヤベルトで運び出される石炭の量を確認し、石炭船から石炭を荷揚げする作業員に連携する重要な役割があります。
石炭船にはホールドと呼ばれる石炭を入れておく場所がいくつかあります。石炭を荷揚げする際に、石炭船が傾かないようにバランスを考えてホールドから石炭を運び出す必要があります。

コンベヤベルトの点検をしている様子の写真です。
コンベヤベルト稼動中に異音がする時など、写真のように異常がないかコンベヤベルトを確認しています。
少し技術的な話になりますが、コンベヤベルトで石炭を運ぶ際に石炭が偏ると、コンベヤベルトがズレて停止してしまいます。点検時にはコンベヤベルトに乗せている石炭が均等になるような調整もします。
また、コンベヤベルトを洗浄するノズルが、石炭の粉じんでつまらないよう、ノズルの先を確認し洗浄しています。
正常に石炭を運ぶためには、細かい点検が欠かせません。
石炭船から石炭を運ぶ作業を計画通りに終わらせ、予定通りに石炭船が出港できた時に、やりがいを感じます。
初めて体験することばかりで悩むこともありましたが、日常で知る機会のない仕事をできることが楽しいと感じています。
電力関係会社に興味を持ちました。
学生時代、会社を見学した際に、石炭は電気を作るための燃料として使用されると知り、自分たちの生活に欠かせない電力に関係する仕事に携わりたいと思いました。
私は、日常生活で使っている電気と自分の仕事が深く関係していることを知り、「何気ない生活を守る」事だと思いました。
揚運炭の仕事は、海外から輸送された石炭を陸揚げし、発電所に運搬することにより、発電に必要な燃料を切らさないようにするという重要な役割を担っています。
日々の暮らしを支えるために活躍できる仕事です。
学生に向けて、学生時代にやっておいた方が良かったことは?
学生時代は、旅行に行っておいた方がよかったと思いました。勤務が不定期なのでなかなか旅行に行けないからです。仕事についての勉強は入社するまで何が必要かわからないので、入社してから仕事に必要な勉強をすれば良いと思いました。